社内GPB用途別活用特集
ここでは、弊社がご提案させて戴いている、製造業における
社内専用生成AIナレッジシステム(社内GPB)
の活用方法について、今後、部門別に随時更新させて戴きます。
前提条件としては、事業部内学習データは共有されているものとします。
(生成AIエンジンによっては社内の学習データは事業部別、事業部内部門別等
に分割可能です)
補足
1 当面は弊社AACGPBで検証実績が豊富にあるOpenAIを前提に記させて戴きます。
2 回答精度については学習データ次第、公開情報次第、質問の仕方次第です。
3 以下に述べる用途例は随時更新させて戴きます。
2023年8月8日
部門については、弊社が機能部門として進めている、下図をベースに進めます。
[0] 共通用途
1 特定分野で学習モデルを作る場合、知りたいことが2秒から数十秒でわかります。
2 学習内容及び質問に応じた文章生成は業界、用途に関係なく利用可能です。
3 社内学習情報だけで不足する回答は公開情報も参照した回答が可能です。
4 過去の各種課題対応が即座にわかります。
5 過去の各種品質対応が即座にわかります。
6 マニュアル、取扱説明書等を学習させたら、知りたいことが即座にわかります。
7 社内外の問合せ対応履歴を学習させたら、新規問合せ時の回答が円滑かつ最適
文章で得られます。(問合せ者に自動回答するか人を介在させるかは個別検討)
[1] 企画・見積部門
1 社内情報を活用した提案書作成が可能です。(現在は文章生成まで)
2 社内情報と公開情報を活用した新製品開発時の情報収集が可能です。
3 消費者アンケートを学習させれば、商品企画時の参考情報が得られます。
[2] 設計部門
1 設計者が設計仕様、設計課題、過去トラブル等の問合せが可能です。
2 CAE利用者がCAEの結果報告書等を学習させて過去解析の問合せが可能です。
3 CAD設計時に過去CAE解析の問題点参照が可能です。
4 FMEA/DRBFM/FTA支援等も想定されます。
[3] 調達部門
1 仕入業務で対象部品の設計仕様概要を知りたい時に問合せが可能です。
2 調達業務で手配の情報を知ることが可能です。
[4] 生産・品管部門
1 製品別生産技術ノウハウを相談したい時に問合せが可能です。
2 ラインの設計時に過去ノウハウを相談したい時に問合せが可能です。
3 品質検査で品質問題が発生した時に過去のトラブル対応の相談が可能です。
4 保守部門等経由で取引先からクレームがあった時に過去対応問合せが可能です。
5 FMEA/DRBFM/FTA支援等も想定されます。
[5] 物流部門
1 運搬計画で積荷の仕様(サイズや重さ)が必要な時に問合せが可能です。
2 運搬計画で特定製品の運搬注意事項を知りたい時に問合せが可能です。
[6] 販売・納品部門
1 量産品の販売で製品仕様の問合せが可能です。
2 一品物の納品で品質検査済の問合せが可能です。
[7] 保守部門
1 量産品で利用者(一般消費者含む)からの問合せやクレーム時に相談可能です。
2 一品物で取引先からクレームがあった時に過去情報や過去対応で相談可能です。
[8] 廃棄・リサイクル部門
1 廃棄対象物が発生した時に使用材料を知りたい時に問合せが可能です。
2 廃棄物対象で使用部品の再利用可能性を知りたい時に問合せが可能です。
3 リサイクル対象として回って来た製品や部品の再利用実績の問合せが可能です。
補足ですが、
現在、
「CADは何の為に使うのか」
という設計者や設計情報利用者はこの世に1人もいないと思います。
それは、CADが日々の業務に必要なツールだからです。
設計者はCADを使わないと仕事にならないからです。
設計情報利用者はCAD図面以外の図面(手書き図面、特に青焼き手書き図面)は見たく
ないからです。
PLMを始め、各種データ管理システムは、まだ「使わされてる」感が残っています。
それは、知りたいことを知る為に、面倒な操作をしないといけない仕組になっているケース
が多いからです。(弊社推奨の”ハーフスクラッチシステム”は別ですが)
しかし、本来の仕事は、知りたいことを知ってからです。
知りたいことを知ってからが本来の仕事なのに、その前に手間や時間がかかるからです。
弊社ご提案の”社内GPB”(社内専用生成AIナレッジシステム)は、CADやCADモデル、
CAD図面同様、日々の業務で使用するようになり、
「GPBは使うのが当り前、使わないと仕事にならない」
という位置づけの時代になります。
理由は、製造業でも製造業でなくても、企業人は社内情報、自身の知識、自身の経験等で
日々の仕事をしており、
社内GPBが記憶の薄い情報、眠っている社内情報、人の経験、まだ自分が知らな
い社内情報、公開情報、世間の常識等を使って、最適な回答を返してくれる仕組
だからです。
”知る”という作業工程(現在は数分から数日)が社内GPBで圧倒的(数秒から数十秒)に
短縮出来ます。
人は、本来のクリエイティブな仕事に専念出来るようになります。
社内GPBに早期に着手することが企業競争力強化の1つになると考えています。
以上です。