2025年10月23日更新
弊社のAIエージェントへの取組
AAC株式会社代表取締役 浅香忠満
はじめに
弊社生成AIの構想は、弊社代表の浅香が2015年に構想したもので、前職時代の社内
のビジネスアイデア募集に応募した以下の3件に始まります。
当時は”AI自動生成システム”と呼んでいました。
1件目 社内外の問合せ履歴から問合せ対応を自動でやらせること。
2件目 情報材料(用途別単語含む)を与えて企画・提案書等の文書を自動生成る。
3件目 製造業設計作業でAI自動生成システムと対話しながら設計業務を進める。
これらの基本となるツール作りは2023年7月に実現しましたが、現在話題になっている
AIエージェントは、上記1件目の構想に含まれます。そもそも人が介在しない構想です。
弊社はAIエージェントを
”用途別自律生成AIシステム”と定義しています。内部では既存のLLMを呼ぶ前提ですが、使用するLLMは限りなく回答精度が期待出来るものとします。
弊社の生成AIツール”GPB"はLLMの検証も兼ねていますので、AIエージェントを使用する
際に、そのようなツールをセットでLLM事前検証する必要もあると考えています。
各種LLMの回答精度からして、AIエージェントがどこまで信頼して活用出来るかはこれか
ら次第ではありますが、比較的信頼出来るLLMや用途については具体化してLLMの成長
を同時並行して待つことにします。
それまではLLMの回答精度を人が確認するしかないと考えています。
LLMに加えて、AIエージェントが更に生成AIのブラックボックス化を秘めていますが、極力
回答根拠を明確にし、回答の信頼性を高める働きかけもして参ります。
今後、本サイトでは、お知らせ出来る範囲で公開させて戴きます。
今後実証後に本サイトに追加して参ります。
2025年4月29日
本編
弊社生成AIツールGPBの概念図は以下の通りです。
弊社DX概念図は以下の通りです。

以下は、GPB概念の基、全体工程の業務フローを社内イントラ画面に置換え、弊社生成AI
ツール”GPB”やAIエージェント等が内部で動くメニューサンプルです。
以下は全体メニューです。
⇓
以下は部門別用途例のメニューです。
各部門の業務用途を3個ずつ上げました。実際は山ほどあります。
量産品と一品物で差異がある場合は分けています。
企画・見積
量産品(企画)の場合
アンケート情報収集(
生成AI活用)クレーム情報収集(
生成AI活用)製品仕様検討(生成AI活用)
一品物の場合(見積)
要求仕様確認(生成AI併用)
類似製品・類似工事の情報収集(生成AI活用)
提案書作成(生成AI併用)
設計
過去トラ(過去トラシステム、生成AI活用)
FTA/FMEA/DRBFM作業(生成AI活用)
CAE作業(プリ、ソルバー、ポスト、ワークフロー、生成AI併用)
調達
過去の調達情報収集(調達管理システム、リスク検討、生成AI活用)
過去の調達トラブル情報収集(生成AI併用)
調達相談(生成AI併用)
生産・品管
FMEA作業(
生成AI活用)製品別生産技術情報収集(
生成AI活用)過去クレーム情報収集(生成AI活用)
物流
積荷仕様の問合せ(生成AI併用)
製品毎の運搬注意事項(生成AI併用)
過去の運搬トラブル相談(生成AI併用)
販売・納品
量産品の場合
販売方法の相談(
生成AI活用)クレーム・リコール情報収集(
生成AI併用)信頼出来るサイトの口コミ(自社アンケート、
生成AI活用)
一品物の場合
現地作業実績の収集(予実管理システム)
現地作業注意事項の相談(
生成AI併用)現地設置計画の相談(
生成AI併用)
保守
社内外(代理店含む)の問合せ対応(
生成AI活用、AIエージェント含む)トラブル対応相談(
生成AI活用)過去トラ検索(
生成AI併用)
廃棄・再利用
廃棄・リサイクル判断の相談(
生成AI相談)廃棄対象の廃棄方法相談(設計時、生産時情報含む)(
生成AI活用)PLM/BOM影響範囲確認(運用中PLM/BOMシステムの利用、
生成AI併用)
AIエージェント製品との組合せ
当社生成AIの運用は
1 当社生成AIツールGPBの汎用UI
2 専用生成AI(カスタマイズ要)
3 AIエージェント製品との組合せ
の3種類を想定しています。
以下はAIエージェント製品カテゴリー別・分類別マッピング表のテンプレートです。
AIエージェント製品はいずれかに該当すると思われます。
当社はお客様の生成AI導入目的、使用するインフラに応じて、AIエージェント
製品を必要に応じて選定、導入してはと考えています。
また、お客様のニーズに合わせて、AIエージェント製品ベンダーと共に、ベスト
な生成AIシステムをご提案させて戴きます。
当社生成AIツールGPBとの組合せ意義
現在(2025/10/23現在)、AIエージェント製品23個について多角的視点で調査し、当社
生成AIツールGPBとの組合せ意義をChaGPT5の質問含めて分析しています。
(ChatGPT5にしているのは、業務用生成AIとしては、格段に性能がアップしているPoC
結果だからです。)
その結果、GPBは各社AIエージェント製品の弱点を埋めることが出来、組合せ効果があ
る(場合によっては必須)ことがわかりました。(ChatGPTはGPBも認識しています)
AIエージェントに使用するLLMを事前に検証したり、用途に応じたLLM選定に有効です。
また、16個の確認事項をベースに、各社様と確認作業を推進中です。
それまではChatGPT5等(公開情報の収集&回答)に相談します。
ご興味を持って戴ける会社様は弊社までお問合せ下さいますよう、お願い致します。
関連サイト
カタログ AAC生成AIツール”GPB”のご紹介(印刷用)
生成AI経緯 AAC生成AIヒストリー
動画サイト AACYouTubeサイト
